現代のプロポーズ

ダイヤより配当金を、指輪よりNISAを ~堅実カップルの「資産形成プロポーズ」~

あなたは、婚約指輪の代わりに「インデックス投資」をプレゼントされたら、どう感じますか。聞くところによると、最近の堅実派カップルの間で、指輪の輝きよりも「将来の資産」の重みを選ぶ新しいプロポーズの形が広がっているのです。

「給料3か月分」のETFを、愛する人に

2018年、あるブロガーが「婚約指輪の代わりに給料3か月分のETFを贈る」と宣言し、話題を呼びました。彼の計算はこうです。元金60万円を年3%配当で運用し続ければ、毎年1万8,000円の配当金が二人のもとに届く。ダイヤモンドは輝き続けても増えない——けれど、ETFは時間と共に「育つ」資産になる。「指輪は美しい。でも、二人の未来を形作る資産はもっと美しい。」この言葉は、消費から投資へ価値観をシフトさせるZ世代やミレニアル世代の心に、静かに響いたのです。

ダイヤより不動産?コスパ重視の新常識

2023年には、婚約指輪の代わりに「不動産」を贈るカップルが登場したと報じられました。「あまり使わないダイヤの指輪や1日限りの大がかりな結婚式より、2人の生活のために」——この考え方は、堅実カップルの間で共感を集めています。指輪は指に輝くけれど、不動産は二人の「住む場所」として毎日役立つ。同じ予算なら、どちらが二人の幸せに繋がるかを冷静に考える。それが、新しい時代のプロポーズの姿なのかもしれません。

NISAで始める、二人の資産形成

2024年から「新NISA」が始まり、年間360万円までの投資が非課税になりました。婚約指輪に30万円〜60万円を使うカップルが多い中で、その予算の一部を「新NISA枠」でインデックス投資に回す——。これは決して夢物語ではありません。毎月のNISAの積立配当を「二人の愛の配当金」と呼び、記念日ごとに運用報告を見る。そんな「堅実なロマンス」が、これからのカップルの新しい形なのかもしれません。

「資産形成プロポーズ」のロマンティックな形

ETFや不動産を贈るプロポーズが「冷たい」と感じる人もいるでしょう。でも、これは「愛をケチる」ことではなく、「愛を未来に繋げる」ことなのです。例えば、プロポーズの場でこう言ってみてはどうでしょう。「この指輪の代わりに、毎年二人で記念日を祝うための配当金を贈りたい。」「今は小さな投資だけど、10年後には二人の子どもの教育資金になる。」「ダイヤは永遠かもしれないけど、この資産は二人で育てていける。」言葉一つで、投資の「堅実さ」は「二人で歩む覚悟」へと変わります。