世界のプロポーズ

海外の婚約指輪、相場は日本より安い?リアルな予算比較

「婚約指輪は給料の3ヶ月分」という日本の常識。でも、海外ではどうなっているのでしょうか?
実は各国で相場が大きく異なり、日本ほど高くない国も多いのです。世界のリアルな予算を比較してみます。

アメリカ:平均5,200ドル、給料に対する比率は意外と低い

アメリカでは、The Knot 2024年の調査によると婚約指輪の平均購入額は約5,200ドル(約78万円)です。
ただし、給料に対する比率は「1ヶ月分」が一般的で、3ヶ月分ルールはほとんど知られていません。
実際、64%のカップルが6,000ドル未満で購入しており、3,000ドル以下という人も33%います。
カラット数は日本の平均0.3カラットに対し、アメリカでは1カラットが平均で、大きなダイヤモンドを好む傾向があります。

ヨーロッパ:イギリスは約22万円、大陸はもっと低い

イギリスでは2026年の平均購入額は約1,500ポンド(約28万円)と、日本の平均38万円より低めです。
ヨーロッパ大陸では、フランスやドイツなどで平均2,000〜6,000ユーロ(約32〜96万円)と幅がありますが、多くの国で10〜20万円台が主流です。
イギリスでは「1ヶ月分の給料」という言い伝えがあり、3ヶ月分ルールは存在しません。
近年はラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤ)が人気で、1カラットの指輪が1,500ポンド程度で買えるようになり、予算はさらに下がる傾向にあります。

日本の3ヶ月分ルールはなぜ海外と違うのか

「3ヶ月分」という概念は、1970年代にダイヤモンド会社デ・ビアスが日本で展開した広告キャンペーンが起源です。
当時、日本の結納金が給料の約2〜3ヶ月分だったことに着目し、このフレーズが生まれました。
一方、アメリカでは「1ヶ月分」、ヨーロッパでは「2ヶ月分」というキャッチコピーが使われていました。
日本だけが特別に高い基準になったのは、広告戦略と文化の違いが重なった結果です。
現代の日本の平均購入額は38万円台で、30代男性の平均月収30万円の3ヶ月分(約92万円)は「かなりレアなケース」と言えます。

海外の婚約指輪相場は、日本の「3ヶ月分」という常識よりも実は低いケースが多いです。
アメリカは絶対額は高いものの、給料に対する比率は低く、ヨーロッパはさらに低めです。
プロポーズの本質は指輪の価格ではなく、二人の未来への覚悟です。
各国の相場を知ることで、自分たちに合った予算設定の参考にしてみてください。