メトロポリタン美術館で「自分の絵」を飾ってプロポーズした男の衝撃的なエピソード
プロポーズの場所を考えるとき、美術館はロマンチックな選択肢の一つです。静かな空間で芸術に囲まれながら、大切な人へ気持ちを伝える。
しかし、アメリカ人のクリス・ナリンさんは、美術館を舞台にしたプロポーズを次の次元へと押し上げました。彼はグラフィックデザイナーであり、恋人のメイベス・オハイレさんへの愛を表現するために、誰もが驚く方法を選んだのです。
1ヶ月前から始まった「赤い水玉ワンピース」作戦
クリスさんの計画は、プロポーズの1ヶ月前から動き出していました。
まず彼女の母親に協力してもらい、メイベスさんに赤い水玉模様のワンピースを買ってあげてほしいとお願いしたのです。そしてプロポーズ当日には「絶対にそのワンピースを着て来なきゃいけない」と説得。母親も「美術館には赤い水玉のワンピースを着ていくように」と何度も言っていたことから、メイベスさんは何かが起こることを薄々感じていたかもしれません。
3つの美術館に断られ、世界最大級の美術館に無断で潜入
クリスさんは、自分がひざまずいて指輪を差し出す様子を描いた絵を制作し、壁に展示したいと3つの美術館に問い合わせました。しかしどこも断られてしまいます。
そこで彼は「どうせプロポーズするなら大物を狙え」と、世界最大級のメトロポリタン美術館の了承を得ないまま計画を実行することを決意。自身の兄弟に絵を渡し、ピカソ展示室に先に行ってもらい、自分が入場したら合図を送って絵を飾ってもらうという作戦を立てました。
ピカソの隣に自作品が並び、プロポーズは大成功
展示室に入ったメイベスさんは、自分が一番好きなピカソの絵の隣に、赤い水玉のワンピースを着た女性とその前にひざまずく男性が描かれた小さな絵を見つけました。それはまさに、当日の彼女とクリスさんの姿そのものでした。絵を見たメイベスさんは感動のあまり泣き出し、クリスさんはその絵の前で実際にひざまずいてプロポーズ。彼女から「YES」の返事をもらい、めでたく婚約カップルになりました。
ロマンチックな演出の裏側で、セキュリティにバレて追い出される
しかし、事前許可なく絵を飾ったことが美術館のセキュリティにバレてしまい、クリスさん一行は追い出されることに。
完璧なプロポーズのラストは、少し強引な形になってしまいました。いくら「愛」のためであったとしても、規則を守らず人に迷惑をかけることは避けたいものです。
本当に大切なのは、規模より相手への思いやり
メトロポリタン美術館で自分の絵を飾るプロポーズはたしかに衝撃的です。けれど、いちばん大事なのは世界最大級の舞台を使うことではなく、相手を思って準備した気持ちです。
クリスさんが1ヶ月かけて彼女の好きなワンピースを選び、兄弟や母親に協力してもらったように、相手のために周囲を巻き込む工夫こそが、長く心に残るプロポーズにつながります。



